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2019年 12月 23日 【受験直前の受験生へメッセージ②】今のための今を過ごさない
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次に自分なりにテーマを決めて
話をさせて頂くとしましょう。
皆さん、大学生になるまであと少しですね。
皆さんは大学生に対してどんなイメージをお持ちですか?
遊んでそう、楽しそう、大変そう…
色んなイメージをお持ちだと思います。
ただ、自分が、大学に入って、とても驚いたことが、
大学生は大学受験時代の頑張りを想起させるほど頑張る人が、
(少なくとも自分の周りには)あんまりいないという事実です。
(こちらのリンクから飛んで、②の「学生の意識」をご覧ください→https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html )
自分は大学受験に失敗し、とても悔しい思いをし、
二度と失敗してやるもんかと、意気込んで始めた大学生活だったので、
読書や英語の勉強に東進の仕事で結果を出したい!など自分で言うのもアレですが、
上昇志向に満ちた状態での入学だったので、非常にやる気を削がれてしまいました。
大学生の内は、社会人になる前の最後の準備期間であり、
市場的価値があろうとなかろうと、自身の好奇心に従って、
好きな事を学ぶことが出来る絶好の機会なのに、
大学生の半分以上が、読書という学問における術を実行しないで、
アルバイトにサークルに遊びに、大学生としての本来的な活動が疎かになっている、
そんな現状があります。
いや、別に大学生になろうとなるまいと、
自分のやりたいことやってるだけで、関係ないじゃんって思う方もいるでしょう。
遊んだり、サークル活動でスポーツをやることを完全に否定しているわけではない、ということを
前提に置いたうえで、言わせてください。
そういうことだけを主体にやるんだったら、
大学に来なくてもよくない?と。
というか大学でちゃんと学びたい人にとって邪魔なので、
来ないでほしいという気持ちですらあります…。
みなさんはどうでしょう?
まだ合格するかわからない。
だからそんな先のこと、話に出さないでくれ!
そういう人はたいてい、大学生になって、
自分なりに学んだり、ということはしない傾向にあります。
就職できるかわからない。
だから、どんな仕事ならやりがいを感じられるかなんて質問しないでくれ!って
言ってる人と同じですからね。
なぜなら、たとえ目の前のタスクがしんどくて、
大変で、それ以外に目を向けることが出来なくても、
未来に目を向け、現在を修正していける人は、
大学生になっても、就活にしろ、自分の大成したい学問の論文にしろ、
未来を見据え、今をそこに向かわせ、人生をより良くしていく力があると思います。
一方で、今しか見ず、未来に盲目になる人は、
常に、何かが起こってから修正していくだけなので、
未来の為に何かをすることができません。
なぜなら「今」というこの瞬間は、次の「今」を知覚する瞬間には、
先ほど知覚していた「今」は、過去になっているわけですから、
今だけでなく、過去も見てるけど、未来は見ないで行動している、
変更不可能な過去だけで、これから作る未来に視野が広がってないからです。
みなさん、受験勉強をしている「今」しか見えてない人が大半だと思います。
そして、どんな結果であろうと、遅かれ早かれ、
大学生になるわけです。
大学生今まで、「今」しか見ていなかった人は、
大学生になってからの急激な環境の変化に対応する(友達を作ったり、課題をやったり)ことに
精いっぱいで、結局、なんで大学に入ったのか、そういった思いが後回しになり、
「今」に適応することしかせず、気づいたら就活あっという間に大学生活を終えます。
東進は、大学にいる期間しっかり成長して、
将来に羽ばたく力を手に入れる場所として、
また、自分の知的好奇心の赴くままに学問をする場所として大学をとらえているので、
「今」よければそれでよしとは全く思っていません。
そして、結果が何であれ大学に合格して、
一生懸命大学で努力してほしい、そう願っています。
だから、単に「今」に集中するのではなく、
「未来」をよくしていくために、「今」を頑張って欲しい、そう願っています。
大学に合格して、大学の入学式まで、
特に誰からも、何かをやれと言われたりしない時期があります。
自分はこの3月から4月くらいの時期を「プレ大学生期間」を呼んでいます。
特に誰かに何も言われなくても、
自発的に読書をしたりして、自分の目標に向けて、
動ける人は受験が終わったこの時期から動き出しています。
皆さんも、「未来」のための「今」を楽しむために、
「今」を作っていってください。
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