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2019年 1月 3日 皆が苦手とする文法問題の攻略法、教えちゃいます。

 

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こんにちは

 

あけましておめでとうございます

須田です

 

この三が日は、

担任助手がランダムに

フリーテーマでブログを書きます。

 

そこで須田は

多くの人が苦手とする

センター試験英語の大問2の、

攻略方法について、

自分なりにではありますが、

話していきたいと思います。

 

センター試験大問2で出題されてきた問題の傾向は、

【文法】【語法】と呼ばれる分野の問題で、

穴埋め問題、並べ替え問題などがあります。

 

まず最初に、

穴埋め問題の攻略方法から

話していきます。

 

穴埋め問題

 

これはそもそもすべてにあてはまることなのですが、

消去法を使って確実に絞っていくこと」が

絶対に大事です。

 

消去法を使うときも、

結構多くの人が当てはまりがちなんですが

文章の意味だけを根拠に、

正答を選ばないということを徹底してください。

 

視点の当て方は、

  • カッコに入るであろう品詞、文章中でどのような働きをしているかを分析
  • 選択肢を見て、文法的に消せるもの(例えば、不定詞じゃないのに、動詞の原形が来ているなど)を消去法で消す。
  • 選択肢の中から、文章の意味が通じるかで判断する。
  • 一回穴埋めをした状態で頭の中で音読する

 

例を挙げてみます。

 

2017年度のセンター試験の英語大問2、問4です。

この問題を、

文章の意味、選択肢の各々の意味だけで解こうとした人、

大問2を解く基本マインドがないので、

一緒に着けていきましょう。

まずこの文は第何文型でしょうか?

 

この文章は、

第3文型ですね。

 

that 節内を見てみましょう。

 

主語はeating at home、

動詞はis、

補語がmore economicalになっているはずです。

 

カッコはmoreの前にあり、

選択肢を見てみると、

②のhigh以外は副詞(①のfarは「遠い」という意味の形容詞も含む)です。

 

このかっこは、moreという比較級を修飾する語句が何なのかについての

正しい知識を問うている問題ということが分かります。

 

そこで、その前提で、

消去法を使っていきます。

 

まず文法的な視点を用いていくと、

まず、moreという副詞を修飾するために、

②の形容詞である、high「高い」は当てはまらないことが分かります。

 

次に、比較級の修飾なので、

形容詞の協調のために使うことができる③④は、

自動的に当てはまらないことになります。

 

そうなると、意味的に当てはまるかどうかを考えずとも、

答えは①にしかなりません。

 

皆さんには

いま私が解いたような文法的な視点は

身についていますか?

 

次の例を出してみましょう。

この問題はどうでしょう?

結論から言うと、

答えは①ですが、

今回の問題の選択肢は、

どれも同じような意味ですよね?

 

なぜ①なのでしょうか?

 

須田がどこに着目し、

どう解いたのかを解説していきます

 

まずこの文の構造どうなっているでしょうか?

こうなっているはずです。

ここで気づいてほしいのが、

文が二つ並んでいるという事実です。

 

ならばその場合、9番の空欄には何の品詞の

単語が入るでしょうか?

 

文と文をつなぐ役割の

接続詞が入ります。

 

接続詞の種類を二つあげてください

 

  • 等位接続詞
    • 意味的に対等なものをつなぎ合わせる
  • 従属接続詞の2つですよね。
    • 意味的にどちらか一方が他方を修飾するような意味関係のとき2文をつなぎ合わせる

 

この時点で、

もう③④は間違いの選択肢であるということに

気づいてください。

 

  • “despite”は前置詞です。

後ろに文を持ってくることはできません。

来ることが出来るのは名詞のみです。

 

  • “however”は副詞です。

文と文をつなぐ役割はありません。

 

あとは①②が残るだけですが、

②の品詞は何かわかりますか?

 

両方とも接続詞ですが、

  ①は従属接続詞

  ②は等位接続詞です。

 

次にこの2つのどちらが入るかを考えていきますが、

9番の空欄が文の頭にある以上、

もう答えは従属接続詞の”although”で決まりです。

文の頭に接続詞を置いて、

2文をつなぐ役割は従属接続詞に非常に多く見られる語法です。

 

また”but”は2文の連結をする際には

大半は文と文の間に置くのが通例です。

 

実際長文を読んでいて、

頭に”but”から始まり2文をつなぐ文を見たことがありますか?

 

逆に”although”が文の頭で接続詞の役割を果たし、

2文をつなぐ場面は何度も目にしているはずだと思います。

 

念のため、最後に意味を考えましょう。

この1と2の意味関係はどうでしょうか?

東京は小さいのに、

人口が多いという意味の連結も果たしているところを見ると、

”although”で問題ないでしょう。

 

このように、

私が皆さんに要求するのは

  • 消去法を用いて少しでも確率を上げること、
  • 文法的視点を用いて消去法を使っていくこと

の二つです。

 

並べ替え問題

 

 

この問題を見てみましょう。

このタイプの問題を解くときに、

私が着目しているのは、

  • 穴が開いている部分にはどんな意味の文が出来上がるはずか
  • 一つ一つの単語がどんな役割を果たしているか
  • 複数の語を結び付けて熟語・成句表現になるものを探す
  • 文の型に忠実につなげる

こんな感じです。

 

まずこの文が成り立てば、

いったいどういう意味になるはずか、

前後(今回は前だけ)で考えて行きたいと思います。

 

“Reiko”は2つの選択肢を提示しています。

“Kyoko”と一緒に飯を作るか、中華料理を頼むか。

それに対する応答として、

“Kyoko”が中華料理を頼もうと提案しているところで空欄が来ます。

 

あくまで予測で構いませんが、

この空欄にはどんな意味が来ると予測できますか?

 

おそらく、

2つの提案のうち、

中華料理を頼むことにしたその経緯なんかが来るんじゃないでしょうか?

ただ予測なので、当たらないであろうことも、

勘案して次のステップに行きましょう。

 

ここで英文を作る際の

文型を振り返ってみましょう。

 

  • SV
  • SVC
  • SVO
  • SVOO
  • SVOC

 

ですね。そして、

Sには、【名詞】

Vには、【動詞】

Oには、【名詞】

Cには、【名詞】【形容詞】が来ることが出来ます

それでは、

先程提示した、

文の型にはめて、

解いていきましょう!

 

まず、そもそも、

英語においては、

一部の場合を除いて、

必ず最初に、S【主語】+V【動詞】が来ます。

 

そして、

今回、の選択肢を見てみると

動詞の形をしているのは、

自ずと一つに絞れるはずです。

 

be動詞の省略形の

“I’m”の④以外ないのです。

 

これで主語と動詞が決まりました。

次にこの後に続くものを探していきましょう。

 

be動詞の後に来られるものは、

多すぎて、消去法が使えなくなってしまいます。

 

なので、ここで③の戦法を使います。

皆さんに気付いてほしいのは、

too ~ to Vの構文があるということです。

「~過ぎてVできない」の意味です。

ここでは、「疲れすぎて、OOを始められない」という意味になり、

何を始められないのかというと、

中華料理を頼むことにしたという文脈を考えれば、

始められないものは料理”cooking”だと思います。

こうすることで、

一気に⑥⑤②と繋げることが出来ました。

 

そうしたら、④”I’m”と

既に出来上がっている⑥⑤②をどうつなげるかの問題になります。

 

ここで④の解き方を実践します。

 

先ほどもいましたが、

英文の構造は、必ずSVから始まります。

 

選択肢の④がSVのセットである以上、

考えるべきは、④【ここに何が入る!?】⑥⑤②

ということになり、

残っている選択肢は、①”because”と③”feeling”になります。

 

I’m feeling too tired to start cookingか

I’m because too tired to start cookingか、どっちが正しいでしょう?

 

Becauseの後ろには必ず文が来ます。

しかしこの場合、文は来ていないので文法的にアウト、

もちろん意味的にも全くつながらないのでアウトということになります。

 

そうなると、

後ろに形容詞を取って、

“feel C”の形をとれるfeelingが正しいとわかるはずです。

Becauseは一番前に来てもらい、

Let’s order Chineseの文とつないでもらえばいいのです。

そうなると答えは、①④③⑥⑤②になり、

答え方としては④⑤ということになるでしょう。

 

このように、

 

選択として与えられた単語同士をくっつけて一つの塊にする、

文型の形に添って忠実に当てはめる

空欄にどんな意味の答えが入りそうか、

を考え、解いてみるといいでしょう。

 

いかがでしょうか?

 

大問2は奇問でも難問でもありません。

英語パズルみたいなものです。

皆さんの対策次第でいくらでも取れるようになります。

 

もしわからないところがあったら、

須田を捕まえて英語を聞きに来て下さい。

 

みなさんの得点アップのために

丁寧に、

教えたいと思っています。

 

 

明日は、

松浦…、

おっと松下担任助手のブログです。

 

前世は松浦担任助手だった(?)

彼がいったいどんなことを語るのか楽しみですね。

 

 

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